よしなしごと

日々徒然

削がれる。又は、萎える という表現。

少々飲み。全然酔わない帰り途。
地下鉄駅から、徒歩約30分。

間もなく、我が住まい。あと10分程か。
防水のコートに、パラパラ音をたて滑りゆく。
雨か、と思う。

街灯の灯りに小止みなく・・・雪、雪、雪、雪の降りつむ

わくわくするのは、なんでだ。
子供の頃、飽かず天を仰いだ。
天降る雪、浮遊感。眩暈。


・・・たかだか5分程で、止んでしまった。
勝手なもので、明日が休みと思うと、興醒めに感じる。

王宮近辺 11/27(日)

日曜の朝。昨日ガイドさんが「サラリーマンは休みだし王宮は混むだろう」と云っていた。


BTSスクンビット線からシーロム線へ乗り換えて、サートーン船着場を目指す。
そこからチャオプラヤーエクスプレスに乗り、シリラート病院へ行くつもりだった。
その後下りの船に乗り、王宮とワットポー‥の予定。

ツーリストの乗る船よりローカルな船に乗りたくて、ウロウロしてた。
向こう端の船が出る様子。がなりあう大声。焦らずにはいられない。躊躇いつつ、近づいてしまう。
おじさんが私を手招きし、船に乗るよう促す。
自分の行きたい行先を告げると、うんうん頷く。
乗っちゃいました。乗ってから気づいたけど、コレ、チャオプラヤーエクスプレス・オレンジの旗の船じゃない。
船内は、地元の方々ばかり。そして黒い服。自分も、弔意を示し上下黒い服を着用中。
王宮最寄りのターチャン船着場までノンストップだった。
※ 後日、ギアちゃんが弔問用の土日だけと教えてくれた。


人の流れに逆らわず、知らず行列に並ぶ。並んだ先で、パスポートチェック。
え、いつもこんな物々しいの???

それとも、国王陛下ご崩御だから???
お初クルンテープのお登りさん、よく分かりません。
ちょっとオドオド挙動不審。


今回バンコク行きを決めた動機は、2つ。

タイ語を教えてくれた女の子と会う。
② 国王陛下の崩御・・・タイの歴史的出来事を、肌で感じたかった。

弔意を表す事が出来れば、と考えていた。
駄菓子菓子。すごいすごいすごい・・・喪服のタイ人の行列。
何処が最後尾なの?? 果てはあるの???
広い広い広い開けた通り、視線は水平軸に漂う。
遮る物が一切無く、呆れるくらい眩しい日の光。
あっけらかん と、純粋で苛烈。

舐めてた。バンコクの地図、持って来ていません。まぁ、携帯あるからアレですが。
無駄にウロウロ彷徨い、この抜けるような陽光・・・熱中症が怖い。
ボランティアや軍の方々がフリーで、水や食べ物を提供してくれている。
へばりつつ、水をもらい道端に座り込む。

彼方此方のテントに、看護師さんらしき方々が待機してる。
弔問に訪れた人々の数たるや。
此れ等のボランティアは、彼等の為のモノなのだろう と、呆けた頭でぼんやり思う。

名高きワット・プラゲェーオ

・・・を、後にして(←なんなら時間の都合上、割愛しようとしてた)。
タイマッサの総本山、ワット・ポーへ。
流石に此処も観光客でいっぱい。
けど、ワット・プラゲェーオより此方の雰囲気のが好みかも。

今、首からぶら下げているプラリーラー。
如何なる人々の手に渡り如何なる地を巡り、此処に在る。
yokikotokiku.hateblo.jp
チェンマイでチャオしたこのプラクルアン。
ワット・ポーで製作された物だった。
何年に製作されたかは知らねど、里帰りさせてみたかった。
約2年近く経て、プチ念願叶う。
春先京都の藤中将よろしく、乙女趣味発動。

ルーシーダットンの像。
全容なぞ撮れん、涅槃仏46メートル。

・・・熱中症ではないけれど。
かなり体力消耗した気がする。
明日明後日を考え、ホテルへ帰って休む判断に至る。
体力余力を考慮に入れるようなった事に、我ながら「大人になったものよ」( ̄ー ̄ )フッ ・・・なぞと嘯いてみる。


シリラート病院内にあるシーウィー博物館。
予習として、シーウィーを調べたりしてたのだが。
行けず終い。無念。

侵食する恐怖

帰国しての優先順位は、iPhone購入。
クレカの明細、銀行などの収支チェック。
諸々のパスワード変更。
コレが又、えらい時間がかかる。
いつの間にやら、様々なアカウントで受けてるサービス。利便性を代償に差し出す個人情報。
便利だが、この事態、非常に不安。
そして、面倒(−_−;)

怖い。情報の塊。

帰国して、納豆とパックご飯買って食べてから、アップルストア
世間様では、iPhone7ですか。タナチャイもiPhone7だか持ってて、ご機嫌だった気がする。
だが、私はiPhoneSEを購入。


日本で使用しているIIJmioSIMカード持参。セットアップしてもらう。

タイで使っていたのは、TrueMoveの30日間ツーリストSIM。
あと2〜3日で、その期限が切れる筈だ。
海外で紛失したSoftBankiPhone
15時間経過後、利用停止。翌月100万円近くの請求。
・・・ネットで読んで、青褪めた話だ。
今更ながらキャリアではなくて(現地SIMで)、本当に良かったと思う。

購入して1年3ヶ月程度なのに、すぐ熱を持ちバッテリーはすぐ無くなる。100%でも半日も持たない。
ゲームもせず、facebookもほぼログアウトにしてるのに何故だろうか。
常に節電モードで、画面暗い私のiPhone5s
GPSは、当然オフ。紛失した時もオフ故、iPhone探しは不可能。遠隔操作も出来ない。

アップルストアで「iPhoneタイで紛失」を伝える。
インストールしてたパスワードアプリの中に、クレカのCVCや銀行の情報も入れてある。
・・・ものすっっごい、不安。
iPhoneパスコード6桁。100万通りの組み合わせ。
「10回連続入力ミスで、データ消去」の設定、私はしていない。
だが11回目の入力ミスで、itunesに繋がないとデータは復元出来ない。
そして、パスワードアプリ。パスコードは4桁だ。
二重のロックではあるが・・・
不安の中、少しでも安心材料を探す自分。

お店の人の指示に従い、操作する。
アップルIDの変更。
秘密の質問間違えたり、再設定用Gmailのパスワード変更したのを忘れたり、あぁ、もう、グチャグチャ( ;´Д`)
復元作業中、以前使っていたSoftBankのアップルIDが出てきたり、混沌。キャパ越え。

アップルストアの店員さん、親切だった。かなり長い時間、拘束してしまった。
申し訳ない。そして、此処ではもう出来る事もない。
全くの無知とは「“分からない事” すら、分からない」という事。
質問内容をメモして、アップルサポートの電話番号を教えてもらい帰宅する。
いや、ホント、ガジェット、ワケワカランから。

新しい慣れない職場に行きつつ、パスワードやら海外保険の申請書やらセミナー申込やら、数日掛かった。
一息ついたトコロで、アップルサポートへ相談予約。
昨日の夜、電話が来た。
不具合はまだあるが、ゆっくり対処しても差支えはないだろう。
サポートセンターの方も、根気良く疑問に答えてくれた。

今回程、情報漏洩の怖さを身近に感じた事はない。
10日経過した今も、未だ怖い。

 

チェンマイ 後半 雑記

11/30(水)

タナチャイのトコロへ予約を入れに行く。
誰もいない。
隣のテナントに声を掛ける。
お店の女の子が、タナチャイに電話してくれるとの事。
ありがたい。

黄色い花求め、ワロロット。
電話が何度か、鳴っていたようだ。iPhoneはリュックの中。気付かずにいた。

残念語学力たる者、純粋に「言葉のみ」のコミュニケーションは難しい。
要するに、電話、苦手。
だが、そうも云ってられない。花輪購入後、意を決して不在電話に掛けてみる。
タナチャイだった。
もう一つの不在番号は、多分女の子だと思う。

チネイザンの授業スタートの日時を、打ち合わせ。
ワット・ウモーン終了、その翌日12/6 朝11時。
よし。



12/5(月)

昨日、声掛けてきたビムさん。可愛いらしい方だった。今朝、部屋まで私を連れてグーグル翻訳アプリ、教えてくれたりね。親切。

レックさん、あ〜、ほんと、親切な人だったなぁ(´▽` )
表情や行動って、人柄が滲み出んだなぁ、しみじみ。
最後ハグしてお別れ出来て良かった。
今頃の時間は、寝てるんだろうな。
いつまでお寺にいるんだろう。

朝9時頃、スキットさんが迎えに来てくれた。
出家2回してるって云ってた気がする。
オムナモ(お経)を良い声で、唄うように唱える。
大学生の可愛らしいお嬢さんがいて、微笑ましい親バカっぷり(^∇^ )

ゲストハウス着。
思い切って、電話。クンジーのチネイザンのアポを取ろうとしたけど。
・・・都合が付かないようだ。
今年、クンジーには会えない。かなり残念。
妹さんのクンニーの施術予約になった。
去年、本当はクンニーの施術を勉強したかった。
それが予想外にクンジーのレッスンになった経緯がある。
なんというか、まぁ、アレンジメントな感じ。

夕方、朝お寺で別れた日本人女性と待合せDE晩メシ〜る。
・・・SPチキン、閉まってました orz
彼女の知るアムリタガーデンに連れて行ってもらう。
わぁ、小洒落たトコ、初めてきた〜(°Д° )嬉しぃ〜♪
なんか、ホントありがたや ありがたや。



12/7(火)

今回は一度も、サタデーやサンデーマーケットには行ってない。
なので、今日のパレード・・・音楽が聴こえてくるカンジ、久々。
金属の鳴り物鳴らし、ゆったり調の民族音楽
うん、いいね。

宿に帰り、パソコンを開く。
友達がアップしていたyoutubeの動画。
アニメの主題歌なの? カバーされた歌。
原曲は私が十代の頃、聴いたもの。
年取ると感情移入しやすくなるのか、それとも当時の気持ちに還るのか、素直に涙が流れる。
一筋だけ流れ、あと終了。アッサリとした感じ。なのにスッキリw

音を起源とする創造神話があったような。記憶違いかもしれない。世界を震わす楽器があったか・・・。
音楽療法なんてのもある。
歌舞はヒトの深いトコロに、容易く繋がる。



12/8(水)

ぅわ〜・・気が重い。
全然英語ダメダメなのに、ウー先生やオム先生のトコで頑張れたのって、多分スケジュールが、しっかり把握出来てたからなのもある。
コレも日本人気質なのかな。
残りあと1週間。まぢか。後半にこんな重い思いするのって、勿体ない〜( ´Д`)



12/10(金)

ワロロットからの帰り道。
あと5日で此処を去るんだ。
不思議と、泣きだしそうな気分になる。

そこまで執着している街ではない。

なのに、簡単な文字なら読めるようになった。
街の方向も、何となく把握出来るようになった。



12/12(月)

連絡先を教えてもらう。
ノォイさんとトォムさん。会えなくても、繋がっているだけで安心する。

夜ゲストハウス。ノォイさんの奥さんから、メールが。
ノォイさんから家族の話も沢山聞いてた。
自己紹介と、ご主人のノォイさんが私の事話してた事とか、色々話してくれてる。
ああ、ホント、英語もタイ語も自在だったらいいのにな。



12/13(火)

16:00頃まで、公園にいた。
寝転がってた。此処、ファランとタイ人ばかり寝転んでる気がする。

隣でファラン男性2人とタイ人女性2人位、寝転んでたり。
突然、男性のひとりがパワーヨガ的な。
彼に視線を動かす。
近くに座ってたファラン男性と目が合い、笑顔。
2人でヨガ男性を微笑みながら、見つめる。
な〜んか、良い感じだよなぁ。


12/14(水)

・・・見つからないであろう、iPhone5s
購入して約1年3ヶ月。なんてこった。
でも、ツーリストSIMで不幸中の幸い。

オム先生のチネイザンを受けた後、メシ〜る。
今回のチェンマイで、一番ゴハン食べに来たお店。
お店のおばちゃんにも顔を覚えられた。

ゲストハウスで、オーナー・ヨックさんとそのお母さんとビール飲んだり。
ビール飲んでるのは、私だけだけど。
紛失iPhone5sでの事、すごく気遣ってくれてた。
今、ヨックさんの息子さんが入院している。
わざわざ帰ってきてくれて、話を聞いてくれたり。
ボラれたトゥクトゥクの運転手に対して、怒ってくれたり(⇦「顔、覚えてる!?」とかって)。

最後の夜。
iPhone5sの心配と、帰国後の処理やらで頭抱える。
やる事、あり過ぎ。




12/15(木)

・・・。
スワンナプーム行き、1時間、遅れるって orz

なんなんなんだ。
乗り継ぎにまた ヤキモキしなくちゃならんのかっo(`曲´ )o
まぢで勘弁して頂きたい。
なんなの、あまり飛行機乗らないとゆうのに、何度かヤキモキするシーンに遭遇してる(過去、半日飛行機飛ばなかったり✖︎✖︎)。

スワンナプーム着いて、成田行き。
こちらも遅れて出発との事。
何故なら、チェンマイからの飛行機が遅れたから。

・・・旅慣れてないから、よく分かりません。
コードシェア便ってのは、そうゆう事なの??
ふ〜ん???

飛行機不慣れ。分からない事だらけで、不安がいっぱい。
なので、行きも帰りも時間どおりのフライトに乗りたいざんす( ;´Д`)

現実的な最終日 12/15(木)

ゲストハウスは、午前中にチェックアウト。

スーツケース預けて、自転車を借りようとする。
「今日は、無料でいいから」と。
オーナーのお母さん、ありがとうございます。

学校やセンタンに行く。
一応、iPhone5sの確認の為。やっぱ、無い。

ですよねぇ。

先生方にご挨拶して、ワットクワンカーマーへ。
エーさんとアーイちゃんとぼっちゃん。
1時間、妊婦のアーイちゃんのタイマッサを受ける。
お腹おっきいけど、マイペンライ
施術終わって、いつものように出された果物とか食べてお喋り。
途中、エーさんのマッサージの先生が来た。わぉ、気さくな方。
iPhone紛失の話をすると、エーさんがポシェットをくれた。
あ〜り〜がと〜ございます〜(^人^)
・・・また来年、来れたらイイな。

 

ゲストハウス近辺でプラプラ。

昨日のボッタクリ・トゥクトゥクおじさんがいた。
取り敢えず、怒ってるアピール。
「昨日は高過ぎ!!

タイ人に聞いても高過ぎっつってたぜ!! コンチクショーッ!!」

チェンマイが、好きなのにッッ!!」

ボッタクリおじさんから「マイペンライ」などど云ってきたのには、流石に呆れてしまった。

お金取り返せなくても、文句を云えただけでも「よし」とする( #`ω´)⇦思い出し怒り。

 

18:00に、スキットさんが迎えに来る予定。
あと約2時間半。
取り敢えず、ゲストハウスに。

Wi-Fiに繋ぎ、パソコンを覗く。

オーナーさんからメールが入っていた。
私のいない時、ゲストハウスの掃除に来たようだ。

今はもう病院、息子さんのトコロ。

f:id:hariruri:20161224202318j:image

息子さんが折り紙で遊んでる写メを送信してくれてた。

この折り紙は、職場の同僚が私に持たせてくれた物。

活躍しました。同僚よ、ありがとう。

 

オーナーのお母さんが、私にポシェットを差し出す。
オーナーさんからのプレゼントとの事。

・・・もぅ、ホント、嬉しい。気持ちが。

私、本当に出会いに恵まれてると思う。

 

然しながら。エーさん・オーナーさん。

やはり「iPhone落としたかもしれない」と云ったから、ポシェットなのだろうか(^_^;)

 

「2階の部屋で、シャワーやベッド使って良いのよ」
オーナーとオーナーのお母さん。

わぁ〜、もう、ホント、有難い。
お言葉に甘え、シャワーを使わせてもらう。
最後のビールを飲みつつ、お母さんと時間までお喋り。


なんかな、去年も今年もすごくお世話になった。
異国の地で本当に信頼出来る人に出会えるのは、なんて幸運な事だろう。

『ฉันคิดถึงคุณนะค่ะ

Coffee in narrow guest house is like my home in Chiang Mai.』

オーナーさんに、メッセージを送った。


時間どおり約束の場所に、スキットさんのソンテウ
荷物があるから、今日は助手席に乗れない。お喋りがしたかった。残念。


さよなら、チェンマイ

帰国したら、速攻でiPhone購入せねば。

慌しく急かされた気持ちで、此処を発つ。

旅立ちは感傷に浸りたいのに、台無しだ

・・・囧rz

 

帰国後、呆けずに済むメリットはあるか。

また会う日まで② 12/13(火)

公園を出たのは、16:00過ぎ。
晩飯はソンペットら辺で食べよう。


トォンさんに、ご挨拶に来た。
いつもの場所に、若い男の子がいる。
・・・アレ? トォンさんは、不在??
ぃや、奥にいた。よかった・よかった。
一言二言言葉を交わし、握手する。

「明後日帰ります。今年も沢山沢山、ありがとう」

夕方だからか、市場は混み合っている。ファラン団体さんが、果物置いてる店舗に屯って説明を受けている。

トォンさんのお店にも、3〜4人の中国人が服を手に取り楽しげにショッピング。
・・・ご挨拶も出来た。
仕事の邪魔にならないよう、早々に退散しようと思う。
バティックを4枚程購入し、その場を去ろうとした。
トォンさんに呼び止められ、振り返る。
売り物のヘアバンドのエリアを、指差していた。

「好きなの、選んで」

・・・髪、ばさばさにしてたからかな、嬉しい。

可愛いのが沢山あって、トォンさんの接客が終わるまで悩みまくる。決めたものを指すと、

「 コレは男用よw 」 笑われた。

女性用の、黒っぽい生地に黄色い象さんのヘアバンド。
トォンさんが選んでくれて、私の髪を纏めてくれる。

「 ありがとう 」 ハグして、お別れ。

来年、また来たいな、やっぱり。




市場近くの薬局。
ヤードム、もう一つ買っていこう。
薬局のお姉さん、いたいた。
お互い両手フリフリ、サワディカー。

ヤードム6本入り1セットを 差し出しながら

「 明後日、日本帰るね 」

お金を払い、店を出ようとする。
お姉さん、ショーケース越しに小さな容れ物を渡してくれた。

「 あなたに。ヤードムと同じ物よ 」

使用用途をゼスチャー交え、教えてくれる。

「また来年ね〜」ニッコリ。

握手握手で、店を出る。



・・・なんだって、こうも優しい気持ちにさせられる。
よく「 対人は鏡だ 」 というけどさ?
トォンさんも薬局お姉さんも優しいから、コチラもこんな気持ちになるんだよなぁ。
ぁ〜、ホントに、参っちゃうな。
「優しい」は、時折「切ない」。



ソンペット市場を、チャリで一直線に通り抜け。
あ。オムサラ。
カウンターにオム先生らしき人が。

1度は通り過ぎ左折、自転車を止める。
沈思黙考。
・・・よし、やっぱり 行こう。
踵を返し、オムサラへ。丁度先生が外に出て来た。

「こんにちは。覚えてますか?」

沢山習いに来てる生徒の1人。覚えてないだろう・・・と思ったら、覚えててくれてた。

「髪、変えたのね。覚えてるわよ〜」

笑顔で、パーマのゼスチャー。両手をクルクル。
オム先生のチネイザン Ⅰ・Ⅱ を習ったのは、2年近く前になる。
その時よりも先生は、フレンドリーにニコニコ。声掛けて良かった。

明後日日本帰るけれど、明日予約入れるか確認。

50分コースなら希望時間に受けられそう。
では、お願い致します。

チェンマイ最終日は、オム先生のチネイザン。

笑える位、世間は狭い

ウー先生のチネイザン受けに来てみましたら・・・アレ? 2年前、オムサラで会ったアリサさん。びっくり。
勉強に来るというと、場所は限られてくるとはいえ、すごい偶然だ(笑)。
今回はトークセンを習っていたそうだ。
英語ペラペラで羨ましいなぁ〜。
彼女みたいに話せたり行動力があれば、色んな世界を体験する事が出来る。
広い世界を知っていると、しなやかなココロが育まれると思う。

ウー先生の施術が終わり「11:30からご飯よ」と誘われ、有難く学校でランチ。

ランチ終了後、ソンペット市場方面へ挨拶行こうと思ったけど。
なんとなく、ブアックハート公園にチャリが進む。

チャリの鍵掛けて、公園入り口の小さな橋を渡りましたら・・・アレ? 鳩の餌買ってる大きな人はアレックス。
ハグる習慣って、いいよねぇ。喜びを表現出来る。
ハグハグ。
目の前のベンチに座っていたおじさん、少しタイ語話してるけどドイツ人。アレックスのお友達。
3人で鳩の群れに囲まれ、談笑。
ランチを誘われるも、食べたばかり。
そんな簡単な言葉も、英語よりタイ語が頭に浮かび、英語で何ていうか悩み口籠る。
ドイツ人のおじさん、タイ語喋るから分かってくれた。

此処でまたハグってお別れ。
2人は自転車に乗って気持ち良さげに去っていった。

もうちょっと、此処で休んでいこう。

※ 別れ際、アレックスのアドレス聞いた。・・・やっぱ、年下だったorz

また会う日まで①

ワロロット方面の方々に、お別れの挨拶。

ピン川沿いで、昨日のおじさんらしき人を見つけた。迷わず声を掛ける。
が、以前会ったあのおじさんと違う人だったみたい。少し落胆。
でも、このおじさんも感じの良い人だった。


昨日でiphoneストレージがフル。
そんで今年も持って来たけど。
あまり活躍してないサーフェスプロ3 こちらも空き容量が無い(´Д`;)びっくり
ドロップボックスなんて、とっくに容量パンパンだ。
ワロロット市場で、16GのUSBメモリ購入。
小洒落たカフェに入り、画像を移し移し。アナログなので、もう大変。
コーヒー飲んでケーキ食べて、データ移して。

ナラワット市場、本屋さん。店先で新聞読む、ノォイさん。
挨拶すると、店内に導かれ椅子を用意される。
しばし談笑、まぁ残念語学力だから、所々???な、感じではあるが 楽しい。
日本語の本持って来て、話したり。
「その本、いくらですか?」買おうかと思った。ら。
「あげるよ」
え、てか、この間もカレンダー貰ったし、去年も貰ったし〜。
・・・もぅ〜〜、なんだかなぁ・・・
去年2回位、今年も2回位しか、会ってないのにね。
涙腺弱くなるわ、チェンマイくると。
今迄は年一回は来てたけど、来年は分からない。なので、別れも一入だ。
泣いて握手して、さようなら さようなら。

ワロロット市場3階。
お客様達、結構いるな。素知らぬ顔で、服を見てたらトォムさんから挨拶された。
今日はティックさんはいないようだ。
会計済ませ接客が終わった、トォムさん。
此処、可愛くてオシャレな服沢山置いてる。初めてチェンマイ来た時も、此処でお買い物した。
「このアクセサリー、いくら?」
「あげる。私の友達に。幸せを祈ってる」
・・・もうぅ〜お、なに、この近辺の市場の人達、泣かせ上手なの???
ナラワットのノォイさん同様、あまり今年会ってない。
またも涙腺弱々で「来年は来るの難しいかも」そう伝えると
「仕事仕事仕事、お金お金お金、そんでチェンマイまた来る!!」笑顔でハグられた。


私は。一異邦人。旅で数回しか合わない人達の親切を、特別に感じるのかも知れない。センチメンタリズム。
彼等にとっては。私は、沢山いる旅行客の一人に過ぎない。まして、ヨーロッパ・アジア様々な観光客の多いチェンマイ
人を受け入れる事に、慣れているだろう。そして又、別れも同様。

そう思っても、彼等の言葉と優しさは とてもとても嬉しい。

「また会いたい」と思える人がいるという事は、幸せだ。

昨日、今年最初で最後。

緑のソンテウから降りる。ワロロット。
ふと、目に止まる白髪のおじさん。
もしかして去年、私に「煙草ダメダメな〜」「自転車こっちに止めてチェーン掛けるんだな〜」「バックは前に抱えるんだな〜」
と、色々世話を焼いてくれたおじさん??
遠くで目が合った気がした。
けど、人違いかも知れない。おじさんもお仕事中な感じ。
声を掛けず、そのまま立ち去ってしまった。
勘違いでもいいから、声を掛ければ良かった。今更、後悔。


さて、サンデーマーケット。先月から来て、一度も足を運んでいない。
人混みが凄いのと、買う物も特に無いし。
最後だから、雰囲気を楽しみに来た。
ゲストハウスからすぐだし。

腹減ってるし。

雑貨、可愛いし。

おねえさん、綺麗だし。


前に進むのも覚束ない人混み。相変わらず。
CDを売っているお店があった。お店の人に見覚えが。
2年近く前、センタン地下にいた人だ!
二胡弾いて貰ったり、CD負けて貰ったりした。
ワロロットの一件もあり、声を掛ける。
覚えててくれた。少し雑談談笑。


1〜2時間で、ゲストハウスに帰るつもりだった。
ぶらぶら 逍遥。3時間は過ぎた。
いと惜しい愛おしい・・・旅の終わりはいつも名残惜しい。