よしなしごと

日々徒然

・・・一重 1/24(火)

昨日。

雪降る朝、地下鉄駅へ向かう。
後ろから追い抜かれ、えらい勢いで前方を闊歩する若いサラリーマン。
副流煙が、ゆるり と 彼を追尾する。
・・・おおぅ、煙草の香り・・・

うむ、煙草を知らなかった頃感じた「独特の不快感」が甦る。
「不快」と感じる辺り、煙草離れしてきたな、などと思う。
だけど、未だ深呼吸すると「美味しく感じるかも」という危惧も有り(´ε`;)

歩き煙草。私も十代の頃してた。
ダイレクトに、煙草の煙と匂い。人の振り見て・・・だよなぁ。
“喫煙者のマナーの悪さが、喫煙者自身の肩身を狭くしている”  

よく聞く言葉だが、然り。

 

雪は小止みなく、降り続け・・・。
部屋が暖まってきた。外気温との差で、結露ダラダラの窓。水切りワイパー、大活躍。

そろそろご予約のお客様がみえる頃合いだ。

寒い中、時間どおりにいらしてくれた。
「煙草=カッコイイ」世代の男性にしては珍しく、生まれてから1度も煙草を吸った事がないという。
なのに、話の流れで煙草の話題に。


全身麻酔の手術だと、まず禁煙しなければならないんですよ」

え、そうなんだ。

不勉強で恐縮、はじめて知った。
全身麻酔の手術、子供の頃受けた事がある。

まだ二桁にも満たない年齢、当然煙草なぞ吸っていない。

「同室の人が喫煙者で、すごく辛そうにしてた」

うんうん、辛いのよ。脳の報酬系・快楽に関わるから、依存断ちは相当辛いンす。

 

全身麻酔は呼吸器機能も停止する為、人工呼吸器を取り付ける。気管チューブが喉を刺激する。
喫煙者の気管は炎症を起こしやすく、大量の痰や咳が出て呼吸困難になりやすいらしい。
また、術後の感染症・肺の合併症・心筋梗塞脳卒中なども非喫煙者と比べかなり高い。
喫煙者は術中も術後も、かなりリスキーだ。

偶々、煙草を想起させる事象が重なった。
煙草に思いを巡らせるのも、かなり久々の事である。