よしなしごと

日々徒然

余生を思う

 テンセグリティ構造

f:id:hariruri:20170914200539j:image

建築構造のひとつ。

tension(張力) + integrity(統合) の造語。

「引っ張る力」「戻ろうとする力」の拮抗。

最小限の力で成り立つ絶妙なバランス。

外からの支持が無く、自立保持可能な構造。

 

ヒトのカラダの構造も、このテンセグリティ構造によく例えられる。

「体を全体として一つ」としてみる。

「引っ張る力」が、筋肉・筋膜であり、「戻ろうとする力」が、だ。

   

カラダの使い方・クセで、張力(筋肉・筋膜)はどうしても偏りが出来てしまう。

アナトミートレイン、筋肉の繋がり。連鎖していく ひずみ。

 

 この崩れたバランスでも補正作用が働く恒常性・代償性・可塑性。

人間の脳は、本気でスゴい。

「無理矢理 脳で従わせている」という云い方も出来る( ´_ゝ`)

 

無意識のカラダのクセ。

無意識ゆえに( 己がコトなのに)、判じ難い。

 

脳に機能的動作を学習させる。

フェルデンクライスメソッドやアレクサンダーテクニークなど。

張力のアプローチとして、クラニオセイクラルやロルフィングなど。

 

ボディワーク、面白い。

面白さが分かってきた頃、手遅れ感に歯噛みしたり。

理解力の浅さ・遅さ。コレも個性のひとつかもしれない。エライ遠回り。

 

遠回り・・・

遠回りが近道だった『鏡のなかの鏡』干からびた花嫁。

もしくは、ジャイロ・ツェペリが脳裏に過る。

f:id:hariruri:20170918205440j:image

 ストレートに辿りつけた方々に、敬意を表する。

 

ヒトによって、理解の速度は違う。 

経験を積んで理解し、次へ進む。

それが今であるなら、遠回りこそが結局「私の」最短の道だったようだ。

 

遠回りし過ぎの感もあるが不器用者ゆえ、致し方無い。

有限の中、衰えゆく様々な機能。

 

・・・優先順位を考えねばなぁ。