映画 鎌倉ものがたり 鑑賞
映画館、数年ぶり。
昨日の仕事帰り。 平日の夜、観客ガラガラ。
指定した座席は、ほぼ縦横中央のど真ん中。前の座席は誰もいない。
嬉しいけど・・・え、採算取れるの?? などと心配する始末。
・・・( ´∀` )
うん、原作丁寧に再現してるなぁ。
一色家の庭、エントランス、縁側、台所、部屋、納戸。
風見鶏が飛んでるトコで、テンション小躍り。
一色先生の執筆中のスタイル、亜紀子さんのお洋服、あぁ、原作読み直したい。
鎌倉警察の面々
原作ファンには嬉しい描写だったけど、ツメコミ感が。世界観に引き込む為に必要だったのかしらん?
「稲荷刑事」に要潤さんを充てたのは、贅沢かも・・・と思ったが。
セーターのシーンで、なんか配役に納得してしまったw(←褒め言葉)
亜紀子さんの体に憑依していた女性とその家族
激昂する一色先生の気持ちも分かるけど・・・。
別れを惜しむ旦那さんや子供の気持ちに感情移入してしまって、モヤっと感。
亜紀子さんを連れ戻す後半部分
黄泉。物語クライマックスシーンなのだろうけれど。
や、映像技術すごいし綺麗です。
原作でも魔物に見初められる亜紀子さんの話もあったりするし。一色先生との前世「比企の契り」の話好きだし。
・・・けど、なんか、冗長に感じられ少々飽きてしまいました(^^;)
物語の軸を『夫婦』としているのか、様々な夫婦のカタチが出てくる。
妻を殺す夫、幽霊妻、病死する夫、事故死した妻、不倫を疑った母・・・列挙すると、なんか不穏だ。
そんな数ある夫婦の中、一色正和&亜紀子夫妻が非常に微笑ましい( ´∀`)💗
態とらしい可愛さは、「亜紀子さん」なら態とらしく感じない。
夫の寝顔を愛しげに見つめ涙を流すシーンが印象に残る。
可愛らしいだけの幼妻でなく、抱擁力も感じられる亜紀子さん。
高畑充希さんの「亜紀子さん」とても良かった。
堺雅人さん演じるとの事で「一色先生」には不安はなかった。
和服の着こなしも、らしくて良い。
感情的な一面が映画では多く出ていて、面白くて可愛い「一色先生」だった。
雪降る帰り途、ものがたりを反芻する。
Mさんや知人の年の差夫婦が脳裏に浮かぶ。
「ヒトを愛しく思う気持ちは、温かいな」と久々に思い出し、切なくなるやら微笑ましくなるやら(笑)。
たまには、こんな気持ちもいいねぇ ・・・などと思う。