よしなしごと

日々徒然

11/19(日) ワット・ウモーンにて①

朝8:30頃   ワット・ウモーン着。

f:id:hariruri:20180209013528j:image

事務所で手続き済ませ、隣りの建物内に移動。コチラに枕やブランケットがある。

 

扉が開く音。

 

振り仰ぎみると、わぁ!!

去年お世話になったレックさん!!

思いつきで来て良かった〜!!!

再会ハグハグ&セルフィー🤳パシャり

今年は時間がないから、一泊だけだけど思いつき万歳。

短時間の再会に感動しつつ、ブランケット等を抱え自室に向かう。

 f:id:hariruri:20180208091822j:image

 午後2:00    瞑想の説明を受ける。集った外国人達。

名前と出身国をそれぞれ云っていく。

今回日本人は私だけ。

お坊様から、「ちゃん」付けで名前を呼ばれた。

なんか、この年齢で「ちゃん」付けは気恥ずかしい(*゚▽゚*;)こそばゆい

でも、チョット嬉しく感じる(笑)

 

ファラン8人位。タイ人5人位。

外国人達だけ、ワット・ウモーン内のお山で瞑想。

去年はサンダルだったので、歩き辛かった。

今年は偶々スニーカーである。歩きやすい♪

f:id:hariruri:20180208170800j:image

山中。遺跡のような広場で、各々思いの儘、瞑想・散歩・ヨガ・お坊さんに質問。

日差しが夕陽に変わる頃、下山。

f:id:hariruri:20180208172854j:image

牛さんもいてる。ワット・ウモーンの敷地は、とてもとても広い。

 

夕方の掃除タイムが終わり、夜のダンマまでの空いた時間。

バンコクから来ている女性とお話する。

お名前、奇しくもレックさん。

月に一度、このお寺に来るとの事。

気さくで上品なおば様だ。 

 

 

夜のダンマ。

お坊様のお話が終わり、電気が消える。

暗闇。静寂。半眼。蝋燭の灯り。ぼんやり浮かぶ御本尊。

湧きあがる感情の残滓。時折訪れる思考の空白。

 

たった一泊だけなので、長い時間ホールに残っていた。

 

瞑想に入る為の準備。

凡人なので、日常の場面でスイッチを切り替えるのは困難だ。

装置としての役割を考えると、こういった施設はうってつけ。

簡単に云っちゃうと、暗示にかかりやすく単純な自分w

 

 

ホールから出て、境内で歩く瞑想。

 

裸足が心地良い、と感じる。

小石を踏んだ、と感じる。

蚊に喰われて痒い、と感じる。

左上腕を掻こうと、と思う。

右手を上げる。左上腕を掻く。右手を下ろす。

そろそろ部屋に帰ろう、と思う。 

迷路

女郎に誠があれば 晦日に月が出る

 

・・・今宵を連想させる慣用句だったので。

 

平成三十年睦月晦日の満月は、

スーパー:満月が通常よりデカく見える

ブルー:満月が月に2度ある

ブラッド : 月蝕時、赤銅色に見える

三重の現象が重なる特別お月様だそうだ。

北米では約150年ぶり・日本では約36年ぶりというから、特別な気持ちになってしまうのは致し方ないと思うのよ(´-ω-`)ワクワク❤︎

 

20:50頃外に出てみたが、雲のいづこに月やどらむ

諦めて部屋まったり。

気が向いて23:10頃、ベランダに出る。

 

お?

 

雲なく、蝕に喰われた月は薄っすら赤銅色。

満月に戻る過程だろう。

 

部屋の明かり消し、コートを着込む。

ベランダに長座布団、カップに温かいお茶。

両手で暖を取りつつ見上げ続ける事、1時間。

ほぼ真上。首、少々痛い。

 

徐々に光りを取り戻していく月のおもて。

向かいの家の甍に月光が映える。甍の波だ♪

遍く照らす    無量無辺光   ・・・

月の光りって、こんなに明るかったっけ?

霞む星明り。平山郁夫の夜空の色。

 

タニス・リーの太陽と月のファンタジー。

月々に 月みる月は多かれど…

月みれば千々にものこそ悲しけれ…

オスカー・ワイルドサロメ冒頭。

ダイアナという名の響きは、華やか。

ディアナだと潔癖な銀色めいて、セレネだと淡く儚い金色のイメージ。

真珠。嫦娥。桂男。蟹。ヘラクレス。ヘラ。ハイネの月と蓮。大田垣蓮月。

 

取り止めのない連想を、飽きるまで眺める。

月は昔から人々の空想を掻き立てるようで。

それらを言語化した先人達に「有難いなぁ」などと、埒もなく。

 

いやはや。月が綺麗ですね〜。

睦月晦日、月を待つ

明日、最終日。

f:id:hariruri:20180131181856j:image

先週行く予定でいたが、なにせ寒波。雪道運転苦手。

今日、やっと行きました。

企画展「芹沢銈介コレクション インドネシア 島々の絣」が始まりました!|東北福祉大学

 

午後のおやつ時間頃、到着。

自分の他は、老夫婦一組がいる位。

閑かで良いね。ゆっくり鑑賞出来る。

ご主人が感心しながら作品に対して感想を入れていくと、奥様が解説やらツッコミやら入れていく。

少々、声が大きめ。だが、なんか、妙に微笑ましい。

 

・・・調べる事も殊更なかったが。

美術工芸 とは、建物や器物や衣服など 日常で使用される機能を持つ物 と思っている。

繊細な手作業による 洗練された美しい日常の物 たち。

f:id:hariruri:20180131223919j:image

                            〜リーフレットより  抜粋画像

 織物というのは、女性の手からなる日常の技だ。

この縦糸横糸から規則的に表れる民族の模様、神話、歴史。

 梨木香歩の『からくりらからくさ』を思い出す。「美術工芸」のうつくしさが描かれた物語でもある。

 

気付けば、16:23 

確か、16:30までだったような。急いで六階階段を降り、五階受付へ。

アンケート用紙を受付の方に渡す。最後の客になってしまった。

 

 

・・・記憶力なくて(  ´・_・`)

かつて観た美術工芸品・絵画・建物・風景・演劇・ライブなどなど。

憶えていたい感情や感動、其れが薄れるのが哀しい。諸行無常

好んだモノを思い出す縁に、展示目録に書き込むようになってしまった。此れも、執着か。

 f:id:hariruri:20180131181842j:image

後から判別し難い文字もあるが、記憶の取っ掛かりにはなっている。

 

企画展の同時開催だった『芹沢銈介の装幀本』展示目録に、印を多くつけ判読出来ないメモ書きが多かった。

本。日常に於いて、人と共にある物だ(←断言)。

素敵装幀、その意匠。色遣いやフォントにココロジョジョル♪♪♪

「絵本どんきほうて」の題字は「漆盛上げ」のかわいい立体フォント。

堀口大學訳『惡の華詩抄』があって、テンション上がる(だが、惹かれる装幀は違う本達)。

 

恥ずかしながら。

芹沢銈介氏を今回初めて知ったのだが、惹かれる御仁だ。

ウィリアム・モリスが頭に浮かぶ。

展示の一つに 「芹沢銈介の応接間」があり、其処には木製の巨大仮面が掛けられていた。

翁が「アフリカ工芸の収集もしていた」と知った瞬間、漆原教授が頭に浮かんだ。

 

インドネシア島々の絣展。

昔好きだったモノを沢山思い出し、また新しく興味を持つモノが増えた。

 

佳い日だ。

さて、これから満月月蝕に備えよ。

読み比べ 今昔

大和は 国のまほろば たたなづく 

青垣山ごもれる 大和し 美し

 

語感の良さ、目にも美しい大和言葉

倭建命が詠んだ有名な歌。

 f:id:hariruri:20180125205538j:image

 読後、なんともいえぬ寂寥感に茫然とした。

物語のパワーに只々虚脱するしかなかった少女時代。

私の中のヤマトタケルは、氷室冴子さんの『ヤマトタケル』で刷り込まれている。 

ヤマトタケル (集英社文庫―コバルトシリーズ)

ヤマトタケル (集英社文庫―コバルトシリーズ)

 

コバルトシリーズ・・・かつての女子供の読み物などと侮ってはいけない。

肉感的で蠱惑的なイラスト。

心理描写の巧みさ。美しい言の葉の響き。旧漢字・古語の見目麗しさ。

漢字は目で見るだけで、イメージを誘う魔力があるから。どうか目で楽しんで、いろいろ想像してください。            

    〜あとがきより抜粋

 本当に、言葉には力がある。

目で見て、耳で聞いて、口で発音して、魅了される。言祝ぐ、呪う・・・・・あ。伊藤計劃氏の『虐殺器官』思い出した。

 

なんて素敵にジャパネスク』シリーズ『ざ・ちぇんじ!新釈とりかえばや物語』『なぎさボーイ』シリーズなどなど・・・大昔、悉く処分した。

未だ手元に置いている彼女の本は3冊。『ヤマトタケル』はその中の1冊だ。

日焼けはしているが、開くページは白くシッカリしている。

f:id:hariruri:20180125215345j:image

この紙、なんていうのかしら。いいね、今でも綺麗で丈夫。素敵耐久性。

f:id:hariruri:20180125215351j:image

最後の見開きイラスト。

源氏物語の“雲隠”を知った時・・・みたいな気持ちにさせられた。自分「“雲隠”はタイトルだけ」の説を取ります。

 

ぽっかり   明るい虚しさ   晴れやかな寂しさ   澄明    軽さ    空ろ  開かれた蒼穹

 

うん、言語化、面倒です。

 

昔、愛読した本。

経年と共に読み方が変わったり、感情移入先が変わったり、自分の変化を再確認出来る指標でもある。又は、変わらぬモノを見出したり・・・まぁ、愛しき古き佳き友だ。

 

この氷室冴子さんの『ヤマトタケル』は、みんなが哀しい。

癒しえぬ哀しみを、みんなが夫々抱えている。

恐らく。一番感情移入出来る人物は、今も(小娘の頃と)変わらないと思う。

 

夫々の人物の独白形式で、この物語は進んでいく。

昔程の根気がない今、ひとりづつ 作中人物の語りを聞いていこうと思う。

f:id:hariruri:20180125231938j:image

今宵、第一夜は 美夜受姫。

エピメテウスの末裔

・・・。

コレを使う機会が、遂に訪れたのかもしれない。

f:id:hariruri:20180120100734j:image

使ってみよう。初使用ドキドキ。

 

・・・などと、勢いこんで国内線航空券を検索。 

f:id:hariruri:20180126011939j:image

      旅割55ノ方ガ、オ得ナンデスネ

 ※ 追記  1/25(木) 大黒屋さんで買い取って頂きました( 'ω')¥2,500也

 

久々開くANAのサイト。

マイルも放ったらかしで、コチラも使用した事がない。

マイルをSKYコインに移行する。

 f:id:hariruri:20180126011948j:image

SKYコイン使用で、航空券が更にお得。

【旅割55 ¥12,610 - SKYコイン 3,496 = ¥9,114】

あぁ、なんて素敵。1万円以内で購入出来ちゃう。

 

仮予約したけれど、未だ決済はしていない。

 

ふと、思いつく。

 

普段使いのメインクレカ、ポイント放ったらかし。

ANAのマイルに移行しちゃえば、更にお得に購入出来るじゃん♪

 

疾きこと風の如く、クレカポイントをマイルへ移行する。

サイトから移行した旨、メールが入る。

※キャンセル・変更は受け付けられませんのでご了承ください。

※事務処理の都合により、引き換えいただいたポイントがすぐに減算されない場合がございます。

※移行期間は提携会社のスケジュールに準じます。

 

了解。ポイント、結構溜まってたな〜。

 

 ま、すぐ反映はされないよね。いつ反映されるんだろ? 

早めに決済したいし、調べてみよう。

 f:id:hariruri:20180120150532p:image

         ・・・なんてこった orz

ANA旅割55 | 格安航空券・飛行機予約【エアトリ】

近日中決済せねばならぬのに、反映されない。

マイル移行決定後、キャンセル・変更は不可。

しかも、当分マイルなぞ使用予定はない。

溜まってたクレカポイントは、憐れ泡と化す。

 

身悶えする週末。己れの浅はかさを呪う。

転ばぬ先の杖。プロメテウスに首を垂れる。

 

映画 鎌倉ものがたり 鑑賞

映画館、数年ぶり。

昨日の仕事帰り。  平日の夜、観客ガラガラ。

指定した座席は、ほぼ縦横中央のど真ん中。前の座席は誰もいない。

嬉しいけど・・・え、採算取れるの?? などと心配する始末。

f:id:hariruri:20180110192335j:image

        ・・・( ´∀` )

うん、原作丁寧に再現してるなぁ。

一色家の庭、エントランス、縁側、台所、部屋、納戸。

風見鶏が飛んでるトコで、テンション小躍り。

一色先生の執筆中のスタイル、亜紀子さんのお洋服、あぁ、原作読み直したい。

 

鎌倉警察の面々

原作ファンには嬉しい描写だったけど、ツメコミ感が。世界観に引き込む為に必要だったのかしらん?

「稲荷刑事」に要潤さんを充てたのは、贅沢かも・・・と思ったが。

セーターのシーンで、なんか配役に納得してしまったw(←褒め言葉)

 

 亜紀子さんの体に憑依していた女性とその家族

激昂する一色先生の気持ちも分かるけど・・・。

別れを惜しむ旦那さんや子供の気持ちに感情移入してしまって、モヤっと感。

 

亜紀子さんを連れ戻す後半部分

黄泉。物語クライマックスシーンなのだろうけれど。

や、映像技術すごいし綺麗です。

原作でも魔物に見初められる亜紀子さんの話もあったりするし。一色先生との前世「比企の契り」の話好きだし。

・・・けど、なんか、冗長に感じられ少々飽きてしまいました(^^;)

 

  

物語の軸を『夫婦』としているのか、様々な夫婦のカタチが出てくる。

妻を殺す夫、幽霊妻、病死する夫、事故死した妻、不倫を疑った母・・・列挙すると、なんか不穏だ。

そんな数ある夫婦の中、一色正和&亜紀子夫妻が非常に微笑ましい( ´∀`)💗

 

態とらしい可愛さは、「亜紀子さん」なら態とらしく感じない。

夫の寝顔を愛しげに見つめ涙を流すシーンが印象に残る。

 f:id:hariruri:20180110224824j:image

可愛らしいだけの幼妻でなく、抱擁力も感じられる亜紀子さん。

高畑充希さんの「亜紀子さん」とても良かった。

 

堺雅人さん演じるとの事で「一色先生」には不安はなかった。

和服の着こなしも、らしくて良い。

f:id:hariruri:20180110224854j:image

感情的な一面が映画では多く出ていて、面白くて可愛い「一色先生」だった。

 

 

雪降る帰り途、ものがたりを反芻する。

Mさんや知人の年の差夫婦が脳裏に浮かぶ。

「ヒトを愛しく思う気持ちは、温かいな」と久々に思い出し、切なくなるやら微笑ましくなるやら(笑)。 

 

たまには、こんな気持ちもいいねぇ ・・・などと思う。

くさぐさのもの

「1/2 スーパームーン

2018  1/1 23:56  ネットで知った。

・・・ふーん。

 

窓を開けて、狭いベランダ。

中天の月。薄っすらと雲の流れる。上空は風が強いようだ。

 

気分で取り出すテレイドスコープ。

f:id:hariruri:20180102001740j:image

お。綺麗。

iPhoneのレンズにテレイドスコープ。

f:id:hariruri:20180102001745j:image

ブレずに動画も撮りたいなぁ。

 

このテレイドスコープは数年前、村越通浩さんに作って頂いたモノだ。

旅のお供に連れていったりもする。

アトリエ水葵

去年の春、万華鏡美術館に出品なさってたのを今初めて知った。

・・・一昨年からココロの余裕が無く、行かず仕舞いだった。

 

今年は。

自分の好きだったモノ達を、 もう一度丁寧に触れて確認していきたく思う。

原点回帰。

 

丁度1週間前

あら、大晦日。

ビール片手に、今年最後のブログ。

 

12/23・24 土日。

世間様はクリスマスで賑わう週末、某所でセミナーLevel1を受講していた。

 

少人数ゆえ、Level2以降は仙台の開催は危ぶまれるだろう。

憮然とする場面もチョイチョイあったが、セミナー内容で相殺。

未熟。木鷄になりたい。

死ぬる時まで人間修養か( ˘ω˘ ;)面倒ぃ性格な自分

 

閑話休題

yokikotokiku.hateblo.jp

 夏に受講した体感アナトミーが、今回セミナーのプレパレーションだった。

その時は「分かった」気になっていたり、「日常化するよう継続しよう」なぁんて思ってみたり・・・

結局、いつも身につかない怠け者。

 

所謂、運動音痴な自分。
動画や文面だけでは、カラダの動きが把握出来ない。
力の抜き方と入れ方。その意識する場所。

今回のセミナーで、前回の内容を確認。

曖昧模糊だった感覚も体感出来た気がする。ナルホド、こんなカンジ?

うん、やっぱ、スペシャリストに習うのは非常に効率が良い。

 

専門校時代、尊敬していた先生。ロルフィング。チネイザン。クラニオセイクラル。そして今回。

セラピスト自身のカラダの有り様について、同様の事を伝えている。

 

意識的にその感覚をカラダに(正しく)落とし込むのは、恥ずかしながら初めてかもしれない。

面白い。

 

此の所、ダンサーの方々のワークショップに参加させて頂いた。

舞踊家をシャーマンのように感じたが、セラピスト自身も又似ていると思う。

ニュートラルな媒体であらねばならない。

自身のカラダが緊張していれば、レシーバーのカラダも緊張する。

 

 

お客様から頂いた大切なお金で勉強する。

チェンマイに行ったり、セミナーやワークショップに参加したり。

カラダの使い方の勉強は(辛い事もあるけど)楽しい。

 ・・・なんだかなぁ。

脳の認識・意識で使われる筋肉が変化し、効率良く運動の連鎖が起きる。

そんな面白さをお客様達に伝えられない自分に、もどかしさを感じる。

 

・・・三ヶ日までお仕事。

仕事の日に飲む事は滅多に無い。でも今日は大晦日。

ビール、もう一本だけ開けて早目に寝よっと。

バリバリだぜー!

新婚旅行は、バリだった。最早ふた昔前。時間は光の速さ。

ケチャガムラン、バロンとランダ、ワヤンクリッ、モンキーフォレスト、ジンバラン湾付近の静かなホテル。

ホテル中庭で見た、最後の残照を今も憶えている。

バグース・バグース(´∀`)♪

 

昨日参加したワークショップ。

f:id:hariruri:20171217060200p:image 

眩しい笑顔・通りの良いお声

小谷野哲郎氏

http://tobiucamp.com/2015/08/koyanote

呼吸に合わせ、反復する動き。

呼吸は風、ハヌマンのお父さん。

風を体内に感じつつ、小谷野氏の動きを真似る真似る真似る真似る・・・ 単純な動きながら、脇汗だらだら。

思いどおりに動かないカラダ。
イメージを追い、ただ只管、反復する動作に意識は集中していく。
歩く瞑想というのもあるけれど、また違う趣きだ。

・・・楽しいw

 

肩甲骨上腕関節だけの動きではなく、胸鎖関節・肩鎖関節をも意識する。

体幹を安定させるパワーボックス(横隔膜・骨盤底筋・腹横筋・多裂筋)の意識。

普段意識してるか覚束ない肋間筋。

 

カラダの使い方は、反復する事によって習得される。

意識しなければ、動かす事は出来ない。意識ひとつで、動きは変わる。

微細な動きを体感し、運動として伝える・・・ダンサーの神経伝達、まぢすごい。

私とは違う体性感覚の世界で生きている。

 

踊りは、概ね奉納からくるものなのかしら。

アニミズム信仰、シャーマニズム、自然への畏怖、農業畜産漁業などの恵み、その感謝。

前回タイ舞踊の土屋氏や今回バリ舞踊の小谷野氏のお話を伺って、

踊りって やっぱ巫女・巫覡だよなぁと思ってしまう。

天と地、神と人との中間者。媒体。神憑り。表現する為の、滅私の器。

ソコに『個』を表現する欲求に駆られないのか?

社交ダンスやバレエは、メッチャ『個』なカンジがする。

フラメンコも『個』なカンジもするが「ドゥエンデ」という概念がある。能だと「花」になるのだろうか。

『場』と『個』の違いがあるかもしれないけれど・・・どちらにせよ

踊りって、やっぱり素敵に最高だ。

 

シャーマニズムな踊りもさることながら、氏は『個』としてオリジナリティの追求も楽しんでやっておられるようだ。

能とバリ舞踊のコラボ・・・なんて、面白げなのでしょう♪♪♪

 

小谷野氏は、東北にもよくいらっしゃるとの事。

ワークショップ開催があったら、次回も是非参加させて頂きたい。

懐い

西岸良平の『鎌倉ものがたり

・・・映画化!?

f:id:hariruri:20171207005637j:image
先週の水曜日、紀伊国屋書店で初めて知った。

先程偶々点けたテレビ、NEWS ZERO堺雅人氏と高畑充希氏が江の電に乗っている姿が映っていた。

正直に云うと、高畑充希さん初めて知りました。

や、ホント、時事疎い。

 

読んだのは、もう20年以上前になる。
主人が持ってた本だった。

なんというか、私にとって初めて読むジャンルと絵柄。

 西岸良平の本を沢山読ませて貰ったけど、一番好きになったのは『鎌倉ものがたり』だった。

一色先生と亜紀子さんの年齢差が、まんま主人と私だったから・・・というのもあった(笑)。

加うるに主人は 腹こそ日々の酒量で出ていたが、長身痩躯・腕と脚のスラリと長いヒトだった。

ついでに指長爪長、温厚で頑固、知識豊富でオタクな趣味人。

一色先生のイメージに近かったのである。

私はといえば、亜紀子さんとは程遠い可愛げのない奥さんであった。すまん。

f:id:hariruri:20171207005801j:image 

なんか、不思議な懐かしさ。
Mさんが生きてたら喜んだと思う。
漫画の実写版とか、好意的に観る事が出来た人だから。
香川照之主演の『静かなるドン』も楽しんで観ていたっけ。

 

うわー・うわー(´∀`)観にいこ♪♪♪

Mさんを楽しく懐かしく思い出す事が出来るのも嬉しい。不思議だ。

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」公式サイト