佳い天気
朝風呂。川の見える。
露天、好き。
ゆく川の流れは絶えずして・・・
有名過ぎる方丈記のフレーズが脳裏に浮かぶ。
見上げる蒼穹。青く丸い天蓋。
久々に空を「見る」心地。素直にストンと感じる空は、久方ぶり。忙殺される日々に、色々なにかと鈍磨する。
雲の流れや木立を揺らすのは、可視化された風のカタチ。
湯気は気化する手前の、可視化された水のカタチ。
何気なく見えているもの全て(見えざるものも)、自然科学の法則に従う。
普段は忘れているけれど、世界は美しい調和に満ちている。
昨日は宿の貸絵本。
未読であった『土神ときつね』他二冊を読む。
賢治さんは、仏教哲学と物理学に知見が深い。
石っこ賢さん、鉱物好物。
風呂から上がったら、賢治記念館へ行ってみようと思う。