機構
7日目である。
7本の白い蝋燭、63本の線香。
本日で最後。
วัดสำนักปู่น้ำจำ
ワット・サムナックプーナムジャム
お寺で治療を施していた方に、お寺の名前を書いて貰う。
チェンマイでタイマッサージを習う者なら、よく聞くであろうお寺・サラ寺院。
上記2枚は、เผาขิง パオキン(グ)
上記は、ยำขาง ヤムカーン(グ)
いづれも伝統医療。土と水と火のバランスが健康には大事。
今年、3回程訪ねる事になった。
初回はセバスチャンのリトリートで。
2回目は、3年程前チェンマイで知り合えた方の計らいで。
2回目に来た折、ジャプーから「17日、白い蝋燭9本持って来るように」云われる。
ジャプーとは、所謂霊媒師。降ろすのは神なのだそうだ。
9日ぶり、3回目の再々訪。
ワロロットで購入した白い花籠と蝋燭を捧げる。
ジャプーから、持参した白い蝋燭に名前と生年月日、数え歳を刻むよう云われる。地味に時間がかかる作業だ。
全てを刻み終えた蝋燭をジャプーは手に取り、上から何かを新たに刻んだ。
息を吹きかけ、線香の束と共に返される。
「11月27日から毎日、蝋燭1本と線香9本に火を灯しなさい」
帰国して、数日。
具体的な行動と無くなる物質。
期限付きの達成感というのは、気持ちの切り替えには有効な手段なのかもしれない。
呪い(まじない)祈りの心性は、整合性や合理化の類い、自分を納得させる為の機構のように思われる。
・・・残りの2本の蝋燭、どうしたのだろうなぁ。