よしなしごと

いちセラピストの日々徒然

呼気吸気②

この業界に入った切っ掛けは、ホスピスリフレクソロジーを受ける旦那の姿を見たからかもしれない。

終末医療

若くして逝った旦那の病名は、肺癌。

肺に満たされる水は毎日生成される。

末期の呼吸。その一息まで、本当に本当に苦しそうだった。

 

 

ユダヤキリスト教思想では、ヒトは「土から作られた肉体に神が息吹を吹き込んだもの」らしい。

『expire』「死ぬ・息を引き取る」の英語表現のひとつ。

ex 外に spir 息する」息を吐き出す。

spirit 魂・精神・本質」 

死 とは。カラダに吹き込まれた「神の息」を吐き出す事。

 

 

日本語の「 いきもの 」は、息するものの事。

『いのち』とは息の内(いきのうち)        呼吸している間」という説がある。

「 い (息) 」「ち (霊 )」

 

 

脳脊髄液。

脳・脊髄の保護・細胞の栄養供給・老廃物の回収の役割を果たす。

脳脊髄液の循環は、脊柱のポンプ運動でなされる。

ゆえに、脊柱の変位を矯正する事によってヒト本来持っている治癒力を高める事ができる・・・というのがカイロプラクティック

脊柱のポンプ運動とは、胎内にいた頃獲得した呼吸によって成される。

蝶形後頭底結合と仙骨の連動による呼吸。

『 第一次呼吸 』と呼ばれるものだ。

この世に生を受け産声を上げる。ここで我々は、第二次呼吸(肺呼吸)を獲得する。

 

この重力に支配された世界。

なのに、胎内での呼吸が生命活動に多大に影響する。

脳脊髄液の循環(頭方⇔足方)は、海の波と同じリズム(1分間に8〜14サイクル)だという。

ラニオセイクラル施術中、波のBGMかけるとリズムが同調するらしい。

 

カラダの中に海がある。その親和性。

 

深い呼吸。時々、忘れがち。

 

・・・。

今、書きながら頭に浮かんだ。

素戔嗚は、父神伊奘諾の鼻より生まれる。呼吸。息吹。旺盛な生命力と昏い根の堅洲国。 

生と死の神。