発端・発露
過日。タイフェスの準備期間中の頃。
動画を適当に検索していて、目が止まってしまった。
流れるような、踊るような施術。釘付け。
見惚れた。溜息。こんな しなやかな施術を受けたい、自分でもやりたい。
タイヴェディックのセバスチャン・ブルーノ氏。
ThaiVedic JAPAN | FOUNDERS 創立者
チネイザン入門のセミナーがあると知ったのは、8月末の事だった。
今年知った施術家の先生に、今年中に会えるかもしれない。
憧れの施術家に会おうと思えば、会える。
「やれる」か「やれないか」
「やる」か「やらないか」
会う為の手段を自分は行使出来る。
今回は「やれる」し「やる」。
躊躇いなく動けるこの現実が嬉しい。
腹部へアプローチする動画を観て、オム先生のチネイザンに似ていると思った。
オム先生に習った時は、拙過ぎるタイ語と残念過ぎる英語で質問も儘ならず。
手順を追うので精一杯。
しばらく施術もしていないチネイザン。手は、忘れる。頭は、忘れる。
「入門」というのも「通訳さんがいる」というのも、何事も形骸化しがちな自分にとっては丁度良い事のように思えた。
28日。夜行バスの時間を待ちながら、薄ぼんやり五行を思い浮かべていた。