浸潤
まず、通訳のアキコさんに敬意を表したい。
専門用語や曖昧なニュアンスを瞬時に他言語へ変換する。
物語や詩も、翻訳者に寄ってテイストが変わる。
セミナーを終えてなお、今も満ち足りた思いでいられるのは、彼女の力に寄るところが大きい。感謝。
セバスチャン・ブルーノ氏
多く慕われる人には共通の雰囲気があるよう思われる。
天与のチャーミング。真摯、誠実、智慧、穏やかな明るさ、ユーモア、懐の広さ。
参加したセミナーは、チネイザン入門。
木火土金水・五行に対応する臓器、色、感情の作用と反作用、対応する音。
ポルトガル語で韻を踏んでいるのか、言葉遊びなのか
「 "頭" は "嘘" を吐く 」・・・的な事を云っていたのが印象に残る。
※ 後日ポルトガル語をググってみた。「頭=Cabeça」「嘘=mentira」
・・・記憶あってるのか、ちょっと自信ないorz
頭で「考える」のでなく「感じる」内観。
車座になり、胡座をかく。
調身調息から緩やかに六字訣と云われる呼吸法へ。
呼吸と共に臓器の色や感情をイメージし、吐き出される音。
氏の誘導のもと、丁寧に時間をかけて行われる瞑想。
覚醒時のボーっとした感覚。
適度に自我が抜けてる顕在と潜在のあわい。
振り子の位置を元の位置に戻すような、フラットな状態。
氏のデモンストレーション→ペアで練習
直にお腹を触るのも触られるのも、だい〜〜ぶ久しぶり。
素肌に感じる掌は心地良い。
お互いの呼吸を合わせ、圧していく。
抵抗を感じる部位と、まだまだ深く入りそうな部位。
しばらくホールド。融解し、ずるりと入りこむ。この感覚がチネイザンの好きなトコロ。
施術の進行の都度、パートナーを変えお互いフィードバックしあう。
こういったセミナーでのフィードバックは、自分の欠点確認になって良い。
2日間を通した施術は、分かりやすく興味深いものだった。
テクニックや手順も勿論大事だが、精神の有り様に重きを置いていた気がする。
ココロの整え方、自他の受容・・・
ややもすると独善的になりがちな己れの施術を省みる。
丁度一週間。
このセミナーで感じたものが、未だ残ってるのは幸いだ。
忘れる前に、もう一度受けたく思う。
あー、楽しかった( ̄∀ ̄)